Information

第3回とみだドール映画祭

山本淳一監督作品 映画祭オープニングムービー

監督:山本淳一

【フィルモグラフィー】
がんばれ!ホワイトピーチーズ(2015)<TV> 監督/脚本
サイコギャンブラー 破滅的遊戯 (2014)<OV> 監督/脚本
放送デキナイ 禁断霊映像 劇場版 (2014) 監督
ランナウェイゲーム 逃走遊戯 (2013)<OV> 脚本
ブタカリ。 ~呪いの使徒~ (2012)<OV> 脚本/編集/監督
武蔵野線の姉妹 (2012) 編集/脚本/監督
口裂け女 リターンズ (2012) 脚本/監督
エクスリベンジャーズ ひきこさん
ミ・ナ・ゴ・ロ・シ (2010)<OV>
脚本/監督
しあわせになれない 悲しい花
~呪いのドライブ~ (2010)
監督/編集/脚本
フォーク&バレット ~サヨウナラ戦争~
/TWILIGHT FILE V (2008)
脚本/監督
劇場版 カブキングZ (2008) 監督
ショートフィルム道 スパイ道 (2007) 脚本/監督
MEATBALL MACHINE
-ミートボールマシン- (2005)
監督/原案
ガールフレンド:ストラトス (2001) 監督/脚本
ミートボールマシン (1999) 製作/脚本/監督

クレジット

キャスト とみだ嬢
キャスト 小林麻祐子
キャスト ワニ完才
キャスト 小野修
撮影 吉田淳志
録音 吉方淳二
特殊メイク 千葉美生
特殊造型 遠藤斗貴彦
火薬効果・編集・VFX 遊佐和寿
応援 千田良輔

【第3回とみだドール映画祭 電子チラシ】

※画像をクリックするとpdfで開きます。

チラシ

【日程】

2016年2月27日(土)

【時間】

OPEN 14:30 START 15:00 CLOSE 20:00
(途中休憩あり)

※14:00より当日券を販売します。

【タイムスケジュール】

14:00 受付・当日券販売開始
14:30 開場
15:00 イベント開始・とみだドール賞発表
16:30 『真夜中の処刑ゲーム』上映
18:30 ホラー短編コンテスト作品上映
19:40 プレゼント大会
19:50 ホラー短編コンテスト授与式
20:00 イベント終了
 一部プログラムの順序が変更となりました。

※各種券、Peatix前売券をお持ちの方は受付でチェックインを行ってください(パンフレット等をお渡しします)。
 入場整理券はございません。
 場内は自由席となっております。

 

【チケット料金】

ご来場者全員に特製パンフレットプレゼント!

前売券=1,500円 ★特製ステッカー付(当日受付にて引換)
当日券=1,800円

オンライン前売券販売はこちら

【会場】

ユーロライブ(渋谷)
渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F

【会場への行き方】

「渋谷駅ハチ公前」
  ↓
「109」の右側の文化村通り
  ↓
(約3分)
  ↓
「東急本店」と「ドン.キホーテ」の間
  ↓
「Bunkamura前交差点(松濤郵便局前)」を左折
  ↓
60m先右側

About

とみだドール映画祭とは?

映画祭について

恐怖に怯えるとみだ嬢

本映画祭は三度の飯よりホラーが好きな謎のOL“とみだ嬢”が、1年間に劇場で鑑賞したホラー作品から彼女の独断と偏愛で俳優部門・監督部門の賞、そして年間のベスト・オブ・ホラーに“とみだドール大賞”なるものを選出し、表彰しようという誠に勝手な催しである。
3回目を迎えた今回は、鑑賞作品数がこれまでで最も多くなり、ついに煩悩の数に到達した。さらにイベントの内容もパワーアップ。ただでさえ本催しに全精力を注ぎすぎるあまり、準備が当日までもつれ込む事態が毎度発生しているが、果たして今回は間に合うのだろうか。結末は劇場で目撃せよ!

ロゴについて

circle

作・斎藤録音(思い出野郎Aチーム
 ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』のように、ホラー映画を率いていくイメージで・・・というリクエストをしたところ、完成したものをみたら戦に敗れ彷徨う落ち武者になっていました(笑)。しかし、よくよく考えればこちらの方が合っている気がしてきた今日この頃です。

協力

fieldworks

〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-16-13 エクセルTYビル1F

CRUISE

有限会社クルーズ
〒108-0023 東京都港区芝浦2-14-13 加瀬ビル4F

協賛

presidio

株式会社プレシディオ
〒102-0093 東京都千代田区平河町1-1-1 平河町コート602

StingrayLogoBlue

株式会社スティングレイ
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1丁目2番9号 小林ビル7階

kogyo_03

有限会社 興行通信社
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4-4-8 第1伊藤ビル5階

2015 Horror Titles

2015年鑑賞作品一覧

( 2014年12月 – 2015年11月に劇場初公開されたホラー映画で、とみだ嬢が鑑賞した作品の一覧です )

ハネムーン
サベージ・キラー
バッド・マイロ!
デスフォレスト 恐怖の森
オキュラス/怨霊鏡
美しき獣
ザ・デッド : インディア
オール・チアリーダーズ・ダイ
5 FEARS/ファイブ・フィアーズ
絶叫のオペラ座へようこそ
シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア
ホラー・シネマ・パラダイス
ブラック・フィルム
ランダム 存在の確率
シャークトパスVSプテラクーダ
クロース・エンカウンター 第4種接近遭遇
AFFLICTED アフリクテッド
ネクロマンティック【HDリマスター版】
13の選択
悪魔の存在を証明した男
REC/レック4 ワールドエンド
DEBUG/ディバグ
人造人間13号
マッド・ナース
アナベル 死霊館の人形
デビルズ・バースデイ
ジェサベル

(公開日順)

予告編まとめ

Awards

【プログラム1】とみだドール映画祭 賞発表結果

とみだ嬢の独断と偏愛で、各賞につき3~6作品のタイトルをノミネート選出します。
映画祭当日はノミネート作品の紹介と最優秀賞を発表します。
(鑑賞作品を一挙振り返るコーナーもあるよ!)
第3回とみだドール映画祭<プログラム1>受賞作品発表

俳優部門

ダニエル・ラドクリフ
『ホーンズ 容疑者と告白の角』

最優秀主演男優賞

アンソニー・ウォン
『タクシーハンター』

ライアン・レイノルズ
『ハッピーボイス・キラー』

最優秀主演女優賞

パス・デ・ラ・ウエルタ
『マッドナース』

筒井真理子
『ニート・オブ・ザ・デッド』

セーラ・スヌーク
『ジェサベル』

監督部門

ジェームズ・ウォード・バーキット
『ランダム 存在の確率』

最優秀新人監督賞

安川有果
『Dressing Up ドレッシングアップ』

中村研太郎
『フリーキッチン』

ケヴィン・スミス
『Mr.タスク』

最優秀監督賞

ジョー・ダンテ
『ゾンビ・ガール』

フルーツ・チャン
『ミッドナイト・アフター』

最高賞

今回は洋画と邦画のダブル受賞!!

オキュラス/怨霊鏡

とみだドール大賞

心霊写真部 劇場版

パージ

とみだドール大賞

ババドック〜暗闇の魔物〜

ターボキッド

グリーン・インフェルノ

Short Movie Contest

【プログラム2】とみだドール映画祭ホラー短編(ショート・ムービー)コンテスト 2016

【ゲスト審査員】
 ・清水崇(映画監督)
 ・殿井君人(ライター)
 ・岩田和明(映画秘宝編集長)
 ・高­橋ヨシキ(デザイナー)
 ・北村昭博(俳優)

 &観客投票

【受賞作品一覧】

 ※一部作品をとみだドール映画祭公式Youtubeチャンネルにて公開!

最優秀賞

のりごごち
川島宏貴監督

優秀賞

異混
畑 史進監督

優秀賞

『THE SLEEPING SLAUGHTER』
中原昌也監督

優秀賞

グランギニョル
小泉京介監督

優秀賞

キンダガートン・キラー
吉田味庵(ヨシダミアン)監督

とみだドール映画祭 ホラー短編コンテスト2016

あなたの作ったホラー短編映画を、とみだ嬢が選考審査!
優秀作品は「第3回とみだドール映画祭」で発表&上映。

「我こそはホラーの帝王ナリ!」という猛者は、迷わず応募せよ!!

[開催概要]

優秀賞10名:第3回とみだドール映画祭(2016年2月27日(土)開催)にて上映。
       ※とみだ嬢(とみだドール映画祭主催)による選考審査。
      (上映後は、Youtube内「とみだドールチャンネル」にて公開)

最優秀賞 :優秀賞の中から1名を選出し、同映画祭にて表彰&賞品進呈。
      ※会場の挙手により選出。

【必須のテーマ】
以下の要素を必ず含むホラー作品であること。

1.この世のならざる物・事象、あるいはそう思える何かを登場させること
(例)幽霊が出る、クリーチャーが登場する、死人が蘇る、『要塞警察』(1976)のように人間とは思えないような正体不明者に襲われる
2.主人公が眠っているシーンを挿入すること

【尺】
90秒以上、120秒以内(※オープニングクレジット、エンドクレジットを含む全尺)

【応募資格】
プロ・アマ、年齢を問わず

応募締切
2016年2月9日(火)必着

【応募素材】
映像データをDVDに収録し郵送、もしくはメールにてお送りください。
詳しくは「応募方法」にてご確認ください。

※応募に関するご注意※

1.応募作品は、応募者のオリジナル原案かつ、募集要項で指定したテーマをすべて含むものに限ります(原作もの、既存著作物のパロディ等は不可)。
2.応募作品は、これまでに日本国内外で劇場公開されていない作品(映画祭も含む)、受賞暦のない作品に限ります。
3.応募作品に使用される楽曲は、応募者が権利を持つオリジナル楽曲もしくは、権利フリーの楽曲に限ります。
4.応募作品のタイトルと応募者名は、「とみだドール映画祭」公式ホームページで公表されます。
5.応募作品に関し、万一、第三者よりクレーム等があった場合は応募者の対応となります。とみだドール映画祭は一切の責任を負いませんのでご了承ください。
6.応募素材の返却はしませんので、必ずコピーをお送りください。

Special Screening

【プログラム3】特別上映

「日曜洋画劇場」放送時に淀川長治先生が解説で 大絶賛した籠城アクション、特別上映!

『真夜中の処刑ゲーム』(日本語吹替)

SIEGE 1982(83分)
VHS発売時のタイトルは『反撃』

※DVD上映

上映にあたり

本作品は劇場未公開ながら、日曜洋画劇場での放映から人気となりました。
今回は正式に許可をいただき、日本語吹替での上映となります。
あの吹替をスクリーンで堪能できるまたとないチャンスです。
また、初めてご覧になる方や、あまり吹替に馴染みのない方には、
実はとても奥深い吹替の世界に足を踏み入れるよい機会となることを祈っております。

クレジット

【監督】ポール・ドノヴァン/マウラ・オコンネル
【製作】マイケル・ドノヴァン/ポール・ドノヴァン/マウラ・オコンネル/ジョン・ウォルシュ
【脚本】ポール・ドノヴァン
【撮影】レス・クリツァン
【編集】イアン・マクブライド
【音楽】ピーター・ジャーミン/ドリュー・キング
【出演】トム・ナディーニ(ホレイショ/声:津嘉山正種)
    ブレンダ・バジネット(バーバラ/声:幸田直子)
    ダリル・ハネイ (チェスター/声:鈴置洋孝)
    ダグ・レノックス(ケイブ/声:中田浩二)
    ジェフ・パスティル(グース/声:古川登志夫)

ストーリー

カナダのハリファックス市で、警察のストライキが開始。
無法地帯となった市で、”ニューオーダー”と呼ばれる自警団がゲイバーに嫌がらせを行う。
アクシデントからバーテンダーが死んだため、目撃者を全員処刑することに。
逃亡に成功した客の一人が、あるアパートに逃げ込んだため、
アパートの住人とニューオーダーが血みどろの争いを繰り広げる。

上映協力

  • TCテンタテインメント
  • フィールドワークス

DVD発売中!

真夜中の処刑ゲーム DVD発売中!
¥3,800 + 税 TCED-2808
販売:TCエンタテインメント

※『要塞警察』BDと『真夜中の処刑ゲーム』DVDのセット
「籠城映画2本立て エクストリーム・エディション」も発売中。
¥6,800 + 税 TCBD-0488 販売:TCエンタテインメント

Tomida d’or Nominations 2014

主演男優賞ノミネートNo.1

01_A.Yアントン・イェルチン
Anton Yelchin

作品タイトル オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
原題 ODD THOMAS
初公開年月 2014/1/10
製作年 2013
製作国 アメリカ
配給 劇場公開(プレシディオ)
上映時間 96分
映倫 G
監督 スティーヴン・ソマーズ
主演 アントン・イェルチン
助演 アディソン・ティムリン
ウィレム・デフォー

とみだコメント

ロシア出身のアントン・イェルチンは、近年では『フライトナイト/恐怖の夜』(2013)や『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(2013)などの話題作に出演する若手注目株の俳優である。正統派イケメンとは違う渋さを持っていて個人的には『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(2013)の気のいいロン毛の便利屋役が印象に残っている。本作は正真正銘の主演作だったのだが、契約をめぐる訴訟トラブルが起きて残念ながら全米では未公開となってしまった。死者の霊が見えるオッド•トーマスは、ある日ホダッハという死の匂いを嗅ぎ分けて集まってくる死神が大量発生しているのを見る。街に災厄が近づいていることを知った彼は、なんとか阻止しようとするのだが…。アントンは人間の残忍さを目の当たりにして怒り傷つきながら、事件にひとり立ち向かっていくヒーロー役だ。長年人間の悪に翻弄され、どこかで人の本質を悟ったような諦めた目をしながら、それでもどうにかしようとする強さを失わないアントンの決意の表情に勇気づけられる。ちょっと冴えない三枚目よりのヒーローキャラクターを好演している。

主演男優賞ノミネートNo.2 ★最優秀主演男優賞受賞!

02_S.Uno宇野祥平
Shohei Uno

作品タイトル 殺人ワークショップ
原題
初公開年月 2014/9/13
製作年 2014
製作国 日本
配給 劇場公開(ENBUゼミナール)
上映時間 75分
映倫
監督 白石晃士
主演 宇野祥平
助演 木内彬子
西村美恵
徳留秀利
伊藤麻美
井ノ川岬
杉木悠真
重田裕友樹
川連廣明
須田浩章
細川佳央

とみだコメント

怪物・宇野祥平、ここに降臨!殺人ワークショップなる授業で講師として殺人を教えるという危険人物度MAXな役であるが、宇野祥平が素晴らしくヤバさに溢れている。そもそもこの人が暴力的な役を演じた時の不気味さは凄まじいものがあり、それは白石晃士監督とタッグを組んだ『オカルト』(2008)、短編作品『超・暴力人間』(2010)、『超・悪人』(2011)で遺憾なく発揮されてきた。実はこれらの役名はすべて「江野祥平」となっており、監督が宇野祥平という俳優を通して一貫したキャラクター性をもつ人物を異なる作品の中で創作し続けているわけである、少しずつ変化を加えながら。そのためか、どれも「役=宇野祥平」なのではないかと錯覚してしまう程のリアリティがあり(相当危ない人物なのだが)、もはや役が憑依しているという表現すらどこか不足している気さえする唯一無二の怪物性を発揮してくる。この『殺人ワークショップ』でも、一度観たら「刺して抜く!刺して抜く!」と怒鳴り繰り返す宇野祥平の破壊力に圧倒されるだろう。それでいてどこか憎めないユーモアを醸していて、底の知れない不気味な俳優である。

主演男優賞ノミネートNo.3

03_D.Sダン・スティーヴンス
Dan Stevens

作品タイトル ザ・ゲスト
原題 THE GUEST
初公開年月 2014/11/8
製作年 2014
製作国 アメリカ
配給 劇場公開(ショウゲート)
上映時間 100分
映倫 R15+
監督 アダム・ウィンガード
主演 ダン・スティーヴンス
助演 マイカ・モンロー
リーランド・オーサー
シーラ・ケリー
ブレンダン・マイヤー
チェイス・ウィリアムソン
ランス・レディック
ジョエル・デヴィッド・ムーア

とみだコメント

イラク戦争で息子を亡くし悲しみにくれる一家のもとを、一人の青年が訪れる。息子の戦友だと名乗る彼を、一家はゲストとして迎えるのだが…。海外ドラマ『ダウントン・アビー』への出演で有名なイギリス人俳優。今作ではある秘密を抱えた謎の帰還兵を演じているのだが、これが超絶イケメン!顔よし、体よし、性格もよし(途中まで)。準備期間は1ヶ月しかなったそうだが、見事に鍛え上げた肉体を劇中で披露する、上半身裸のダンがシャワー室から出てくるシーンではスクリーンから本当に湯気が出そうだ。アトラクティブな笑顔を湛え、一家を魅了してゆく男の正体とは?シリーズものの傑作『ハロウィン』のマイケル・マイヤースなど人気映画をかけ合わせたようなキャラクターであるが、それらを上手く消化して、ダン・スティーヴンスは無名性を纏ったミステリアスな人物を形成することに完全に成功しており、鮮烈な印象を残している。

主演女優賞ノミネートNo.1

01_T.Tsuchiya土屋太鳳
Tao Tsuchiya

作品タイトル 人狼ゲーム ビーストサイド
原題
初公開年月 2014/8/30
製作年 2014
製作国 日本
配給 劇場公開(AMGエンタテインメント)
上映時間
映倫 R15+
監督 熊坂出
主演 土屋太鳳
助演 森川葵
青山美郷
藤原季節
佐久間由衣
小野花梨
加藤諒
育乃介
國島直希
桜田通

とみだコメント

「吐きだせよ!おい、吐いてみろよ!」とは土屋太鳳が自身作詞作曲をした劇中歌「全裸は私の制服」の一節。ヨーロッパ発祥の人気心理ゲーム「人狼ゲーム」をモチーフにした映画第2弾で、土屋は生き残るために同年代の少年少女たちと対峙する悪役を演じている。ここに出てくる若者はあたかもすんなりと運命を受け入れるかのような乾いた態度の裏に、生きることへの切実な渇望を持っている。それは毎晩必ず誰かを殺さなければならない瞬間に強烈なエゴイズムとして画面の中に立ち現れてくる。(このシーンは本当に残酷だ!)この映画の独特な空気に芯を持たせているのが土屋太鳳である。彼女は美人であるが、同時に土の香りのするような強さがある。彼女が画面に写っただけでそこにひとつの「思想」が生まれるかのようだ。スクリーンを観ていてそんな風に感じることはあまりない。「吐きだせよ!」という叫びの中に、自分が最も秘密を隠している葛藤を抱えながら、表向きはあっけらかんと殺害する人間を選定するこの役の複雑さを、土屋太鳳の存在感が一歩も二歩も奥深いキャラクターに仕上げている。

主演女優賞ノミネートNo.2 ★最優秀主演女優賞受賞!

02_asami亜紗美
Asami

作品タイトル 女体銃 ガン・ウーマン/GUN WOMAN
原題 GUN WOMAN
初公開年月 2014/7/19
製作年 2013
製作国 日本
配給 劇場公開(マクザム=FAITHentertainment)
上映時間 86分
映倫 R18+
監督 光武蔵人
主演 亜紗美
助演 成田浬
鎌田規昭
マシュー・ミラー
ディーン・シモーン

とみだコメント

残虐に妻を殺された男が、闇市場で買ったヤク中の女を暗殺者に仕立て上げ復讐する物語だが、このリベンジは只事ではない。殺し屋になるための容赦無い訓練を受けた後、女は手術で体内に銃を隠し、「The Room」という異常な快楽者が死体を弄ぶ違法施設に仮死状態で送り込まれるのだ。目覚めたら体内の銃を取り出し…て、え、どうやって体の中の銃を取り出すの?!それはぜひ映画を観てほしいが、とにかくも全裸大出血からの制限時間22分の死闘は凄い。何が凄いって、亜紗美が凄い。そんなに痛そうな顔しないでくれよ、本当に痛そうじゃんかっ!と思わず悲鳴を上げたくなるようなえぐい表情をみせるのだ。『デッド寿司』で喜んでいた海外ファンも、『女体銃』の上映では目を覆っていたというのだから壮絶である。(私はというと、初めて映画で貧血を起こしそうになったのだった…。※個人差あり)―「女は体内の血を3分の2失ってもまだ生きられる。神は男より女を精巧に作ったんだ。」(劇中セリフより)―ヌード・アクション・アクトの三拍子揃った最強ジャンル女優・亜紗美の雄姿を観よ!

主演女優賞ノミネートNo.3

03_M.Gマカレナ・ゴメス
Macarena Gomez

作品タイトル トガリネズミの巣穴
原題 MUSARANAS
初公開年月 2014/10/11
製作年 2014
製作国 スペイン
配給
上映時間 95分
映倫
監督 エステバン・ロエル
フアン・フェルナンド
主演 マカレナ・ゴメス
助演 ナディア・デ・サンティアゴ
ルイス・トサル

とみだコメント

アレックス・デ・ラ・イグレシアが製作を務めたスパニッシュ・ホラーで、マカレナ・ゴメスは家から出られない病を患い妹とだけ接触する中年女性を怪演。大人の女性へと成長する妹への過剰な恐れと過去のトラウマに苦悩する姉の前に、一人の男が現れ巣穴へと迷い込む。その時姉が背負った非業の運命が明かされる。マカレナ・ゴメスの一度みたら忘れられない大きな瞳に宿る狂気、その哀しみの深さといったら!全編を通して鬼気迫る演技をみせる彼女がこの映画の全てである。また、主人公が逃れられない不気味なアパートには、かつて暗い時代を歩いた抑圧されたスペインの姿を重ねることができる。

新人監督賞ノミネートNo.1 ★最優秀新人監督賞受賞!

スティーヴン・コスタンスキ
Steven Kostanski

作品タイトル マンボーグ(日本劇場公開特別版)
原題 MANBORG
初公開年月 2013/12/21
製作年 2011
製作国 カナダ
配給 劇場公開(エデン)
上映時間 90分
映倫 PG12
監督 スティーヴン・コスタンスキ
主演 マシュー・ケネディ
助演 アダム・ブルックス
コナー・スウィーニー
ジェレミー・ギレスピー
メレディス・スウィーニー
ルードヴィグ・リー

とみだコメント

カナダが生んだ天才映像集団「アストロン6」のエース的存在。衝撃のビジュアル・ショックで世界のファンタスティック映画祭の度肝を抜いた初長編監督作品『マンボーグ』が高く評価され、新進気鋭のホラー監督が集まる”ABC’S OF DEATH 2″(2014)の一エピソードに抜擢された。その他には『サイレントヒル:リベレーション 3D』(2012)の特殊メイク・スタッフ、『パシフィック・リム』(2013)のクリーチャー効果担当など多くのメジャー作品に参加しており、アストロン6の人気短編『バイオコップ』(2012)などを監督している。製作費8万円で作った『マンボーグ』は近未来を舞台にしたSFバトルアクションで、そこでは地獄の吸血ナチス軍団VS人類の最終戦争<ヘル・ウォーズ>が勃発しており、改造手術により人造人間として蘇った男が、地獄軍団率いるドラキュロン伯爵に戦いを挑む物語である。この狂った映画は映像も2011年製作とは思えない合成画面の連続なのだが、これにはスティーヴンのあえてのこだわりが詰まっており、古い手法を多用するスタンスは、前出した”ABC’S OF DEATH 2″でも披露されている。80年代のエクスプロイテーション映画を賢く吸収し、あらゆる娯楽映画、コミック、ゲームの要素を自在に操る能力を持つ彼は、さらにそこにユーモアを加えて絶妙のバランス感覚で自分の世界にそれらを集約させてしまう。この恐るべき若き才能に今後要注目である。

新人監督賞ノミネートNo.2

エマヌエーレ・デ・サンティ
Emanuele De Santi

作品タイトル アダム・チャップリン
原題 ADAM CHAPLIN
初公開年月 2014/2/22
製作年 2010
製作国 イタリア
配給 劇場公開(エクリプス)
上映時間 84分
映倫
監督 エマヌエーレ・デ・サンティ
主演 エマヌエーレ・デ・サンティ
助演 ヴァレリア・サンニーノ
アレッサンドロ・グラマンティ
パオロ・ルチャーニ
クリスティアン・リーヴァ

とみだコメント

イタリアからやってきた強烈・爆裂・高速バイオレンス・アクション!妻を焼き殺された男の哀しい復讐劇。監督・主演を務めたのは新星エマヌエーレ・デ・サンティ。弟と立ち上げた映画制作会社「NECROSTORM」の第一弾作品であり、日本の漫画やアニメをこよなく愛する彼が撮りあげたのが、実写版「北斗の拳」との呼び声高い『アダム・チャップリン』である。荒削りながら相当な熱量を持ったスクリーンで繰り広げられる過激暴力描写の数々。とにかく殴り殺し、蹴り殺す。水しぶきのように飛び散る大量の血は、スプラッター描写を極めるべく自分たちで開発したお手製血糊というからその情熱は半端ない。さらにエマヌエーレはこの映画のために肉体改造を試みており、手に入れた鋼のボディで超級アクションをこなしている。

新人監督賞ノミネートNo.3

ホドリゴ・アラガオン
Rodrigo Arago

作品タイトル デス・マングローヴ ゾンビ沼
原題 MANGUE NEGRO
初公開年月 2014/6/10
製作年 2008
製作国 ブラジル
配給 劇場公開(CURIOUSCOPE)
上映時間 105分
映倫
監督 ホドリゴ・アラガオン
主演 ワルデラマ・ドス・サントス
助演 キカ・オリヴェイラ
ヒカルド・アラウージョ

とみだコメント

ホラー映画の製作はあまり盛んでないブラジルで、インディーズホラーをけん引するのがホドリゴ・アラガオンである。今年の<ブラジルホラー映画祭2014>で彼のデビュー作から最新作までの三本が上映され、本来であれば『シー・オブ・ザ・デッド』(2013)に対して監督賞にノミネートするところだが、この初長編作『デス・マングローヴ ゾンビ沼』のあまりの激甚ぶりと、その後の二作品に至っても全く方向性違うことなき映画製作の姿勢を貫いていることに注目し、新人監督賞でのノミネートにした。マングローヴの環境汚染をテーマに近代文明と縁のない小さな漁村で起こるゾンビ・パニックを描いた本作は、7人のスタッフによって3年がかりで撮影されている。その手作り感満載のスプラッターは制御することを知らない執拗な人体破壊の連続で、私が年間を通して観た映画の中でスクリーンから目を逸らそうかと思った唯一の作品である。とにかく自分の作りたい映画を作ってやろうというやる気が凄まじい。その自由な発想はとどまる所を知らず、ゾンビ、クリーチャー、カニバルなど何でもありに展開していくその後の二作品(これらは少しずつ話がつながっていて三部作の様相をみせている)と合わせ、ゲテモノ好きには必見だ。

監督賞ノミネートNo.1

スティーヴン・ソマーズ
Stephen Sommers

作品タイトル オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主
原題 ODD THOMAS
初公開年月 2014/1/10
製作年 2013
製作国 アメリカ
配給 劇場公開(プレシディオ)
上映時間 96分
映倫 G
監督 スティーヴン・ソマーズ
主演 アントン・イェルチン
助演 アディソン・ティムリン
ウィレム・デフォー

とみだコメント

もはや説明するまでもないハリウッドの成功者スティーヴン・ソマーズ監督。『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』(1999)で興業的成功を収め、その後も『ヴァン・ヘルシング』(2004)や『G.I.ジョー』(2009)などのヒット作を監督し、順調なキャリアを築いている。本作品は残念ながら全米では公開されず、日本では一週間限定公開という形で上映された。とても緩急練られたリズミカルなエンターテインメント大作に仕上がっており、その手腕はさすがといったところ。今年のホラー作品の中では娯楽映画としてのバランスは一番優れていたかもしれない。不運な訴訟トラブルにもめげず、今後も良質なハリウッド作品を作り続けてくれることを期待したい。

監督賞ノミネートNo.2 ★最優秀監督賞受賞!

白石晃士
Koji Shiraishi

作品タイトル 戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版
原題
初公開年月 2014/5/3
製作年 2014
製作国 日本
配給
上映時間 80分
映倫
監督 白石晃士
主演 大迫茂生
助演 久保山智夏
白石晃士
宇賀神明広
小明
金子二郎
大畠奈菜子
金子鈴幸
作品タイトル ある優しき殺人者の記録
原題 A RECORD OF SWEET MURDER
初公開年月 2014/9/6
製作年 2014
製作国 日本/韓国
配給 劇場公開(ティ・ジョイ=日活)
上映時間 86分
映倫 R15+
監督 白石晃士
主演 ヨン・ジェウク
助演 キム・コッピ
キム・ソヨン
葵つかさ
米村亮太朗

とみだコメント

今年はまさに白石イヤーな一年だった。三本もの長編が公開され、そのどれもがクウォリティ高く仕上がっているのだから凄まじい。昨年の『カルト』があまりの傑作だったので否応なく期待が高まっていたが、白石ワールドはどうやらメキメキと力を蓄えているらしく、その勢いが衰える様子は全くない。特にノミネート作品のうち韓国でオールロケを行ったは『ある優しき殺人者の記録』では、POVのワンカット演出という離れ業を見事に達成し、地道にPOVの腕を磨き続けた監督のひとつの頂点的作品といえよう。バイオレンスを地盤に、オカルトやSFを巧みに取り入れる手法は日本のホラー界で随一の視点であり、フェイクドキュメンタリーの本質を逆手に取ったクレバーな構成はもはや職人芸といえる境地に達している。

監督賞ノミネートNo.3

内田英治
Eiji Uchida

作品タイトル グレイトフルデッド
原題
初公開年月 2014/11/1
製作年 2013
製作国 日本
配給 劇場公開(アークエンタテインメント)
上映時間 97分
映倫 R15+
監督 内田英治
主演 瀧内公美
助演 笹野高史
キム・コッピ
矢部太郎
酒井若菜
木下ほうか
渡辺奈緒子
泉政行
赤間麻里子
金澤美穂
久保田磨希
松尾諭
板尾創路
松田賢二

とみだコメント

今年一番の問題作、というか、個人的に一番たまげた内容であったのがこの『グレイトフル・デッド』である。自分よりも孤独な人間を観察することで優越感を得ている女と、その観察対象となった孤独死寸前の老人が繰り広げる愛憎劇の顛末をコミカルに描いた作品。誰もがあまり考えたくないと思っている問題を日本では珍しいブラック・コメディの形で浮き彫りにしており、滑稽で笑えるシーンがある一方、背景にずしりと横たわる闇が観る人の心をえぐる。監督は近年世界的評価が高まる内田英治。今作のような難しい題材を、「信仰」や「愛」を絡めて人間存在の正しさとは何かを問う作品にまで昇華させており、洞察力の優れた作品を撮ることが出来る奇特な監督である。

監督賞ノミネートNo.5

アレックス・デ・ラ・イグレシア
Alex de la Iglesia

作品タイトル スガラムルディの魔女
原題 LAS BRUJAS DE ZUGARRAMURDI
WITCHING AND BITCHING
初公開年月 2014/11/22
製作年 2013
製作国 スペイン
配給 劇場公開(松竹メディア事業部)
上映時間 114分
映倫 R15+
監督 アレックス・デ・ラ・イグレシア
主演 ウーゴ・シルバ
助演 マリオ・カサス
カルメン・マウラ
テレール・パベス
カロリーナ・バング
ハイメ・オルドニェス
ガブリエル・デルガド
マカレナ・ゴメス
ペポン・ニエト
ハビエル・ボテット
セクン・デ・ラ・ロサ
カルロス・アレセス
サンティアゴ・セグーラ

とみだコメント

スペインの鬼才が今回送るのは魔女をテーマにした女性賛歌の物語。これまでのキャリアの集大成ともいえる破天荒な大作となっており、スペイン版アカデミー賞のゴヤ賞で8部門を独占する貫禄ぶりを見せつけている。これまでも数々の傑作を世に送り出しており、『ビースト 獣の日』(1995)の奇妙なコメディ・ホラーで世界をあっと驚かせ、そちらの路線で行くのかと思ったら『マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾』(2002)のようなストレートなエンタテイメント作を撮ったりして、その能力は幅広い。最新作ではサッカー選手リオネル・メッシの半生を綴ったドキュメンタリーを撮っている。また、プロデューサーや脚本家としても数多くの作品に携わっており、スペイン映画界を代表する監督である。

とみだドール賞ノミネートNo.1 ★2014年とみだドール賞受賞!

アストロン6
Astron-6

作品タイトル マンボーグ(日本劇場公開特別版)
原題 MANBORG
初公開年月 2013/12/21
製作年 2011
製作国 カナダ
配給 劇場公開(エデン)
上映時間 90分
映倫 PG12
監督 スティーヴン・コスタンスキ
主演 マシュー・ケネディ
助演 アダム・ブルックス
コナー・スウィーニー
ジェレミー・ギレスピー
メレディス・スウィーニー
ルードヴィグ・リー
作品タイトル ファーザーズ・デイ/野獣のはらわた
原題 FATHER’S DAY
初公開年月 2014/1/11
製作年 2011
製作国 アメリカ/カナダ
配給 劇場公開(エデン)
上映時間 99分
映倫 R18+
監督 アダム・ブルックス
ジェレミー・ギレスピー
マシュー・ケネディ
コナー・スウィーニー
スティーヴン・コスタンスキ
主演 アダム・ブルックス
助演 マシュー・ケネディ
コナー・スウィーニー
エイミー・グレイニング
ギャレット・ナティーク
ブレント・ニール
メレディス・スウィーニー
ロイド・カウフマン

とみだコメント

2007年カナダで結成された映像集団「アストロン6」。メンバーはそれぞれメジャー映画で特殊効果などを担当するプロフェッショナルだ。そんな彼らがあえてクロマキー合成やストップモーションを使って撮りあげた『マンボーグ』、カウフマン率いるトロマとの合作『ファーザーズ•デイ 野獣のはらわた』はまさに傑作中の傑作だ!公開時謳われた文句〈総製作費は『パシフィック・リム』の237万5千分の1だけど面白さは負けない〉〈『エル・トポ』を超えた衝撃と興奮〉は決して伊達じゃない!エロ•グロ•バイオレンス•ナンセンスを詰め込みながら面白さの限界値を極めた完璧なコントロール能力!私が2014年でもっとも熱狂したのがこの集団だ!スクリーンからはみ出してくる情熱と映画愛に圧倒された!観ている途中で泣きそうだった!そして私が興奮した理由はもうひとつある。これらはどちらも70、80年代のジャンル映画にオマージュを捧げた作品だ。私はこの時代の映画は大好きだ。でも生まれる前の作品ばかりで当然その熱狂をリアルタイムで感じることは出来なかった。だが「アストロン6」が叶えてくれた!言葉で表すことのできない興奮!そうか!これか!これだったのか!だから本当はどちらかの作品を選んでノミネートするべきだったがどうしても「アストロン6」としてノミネートしたかった。ありがとうアストロン6!愛してるぜアストロン6!

とみだドール賞ノミネートNo.2

華魂

作品タイトル 華魂
原題
初公開年月 2014/1/18
製作年 2013
製作国 日本
配給 劇場公開(渋谷プロダクション)
上映時間 106分
映倫 R18+
監督 佐藤寿保
主演 桜木梨奈
助演 島村舞花
浅田駿
中村映里子

とみだコメント

転校生の瑞樹、内気な桐絵、学校をサボってばかりの柴内は、校内で嫌がらせをしてくる生徒や教師たちに抵抗することを誓い合う。だが、瑞樹はクラスメイトからリンチされ、桐絵と柴内は二人でいるところを教師たちから暴行を受け、桐絵がレイプされてしまう。ついに復讐を決意した瑞樹に毒花が憑依する…。相手を刺すでも殺るでもなく、真っ当を装い日常を振る舞う歪な人間たちの本質の姿を晒させていく超自然的なラストを私はホラーとして大変正しいと思う。それを「カタルシス」などという既定の言葉ではなく、「エクスプロージョン<爆発>」と呼びたい。この映画には爆発がある。胸の詰まるようないじめシーンや暴行シーンを前にしては想像もしえなかった爽快さをもたらすエクスプロージョンが起こる。言葉で説明するのは難しい。もしかしたらこんなやり方で本当に気が晴れるのかと思うかもしれない。だが、桐絵の「瑞樹、ありがとう」の一言に、これでよかったのだ、と観ている方は安堵することだろう。桐絵役の島村舞花は本編が劇場作デビューにして初ヌードを披露。瑞樹役の注目の若手女優桜木梨奈は魂のフルヌードを観せる!メガホンを撮ったのは「ピンク四天王」の異名を持つ佐藤寿保。

とみだドール賞ノミネートNo.3

NY心霊捜査官
DELIVER US FROM EVIL

作品タイトル NY心霊捜査官
原題 DELIVER US FROM EVIL
初公開年月 2014/9/20
製作年 2014
製作国 アメリカ
配給 劇場公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
上映時間 118分
映倫 R18+
監督 スコット・デリクソン
主演 エリック・バナ
助演 エドガー・ラミレス
オリヴィア・マン
ショーン・ハリス
ジョエル・マクヘイル
クリス・コイ
ドリアン・ミシック
マイク・ヒューストン
オリヴィア・ホートン
ダニエル・サウリ

とみだコメント

『エミリー・ローズ』のスコット・デリクソン監督が、霊感を持つ実在の警察官ラルフ・サーキの手記を映画化した異色の警察×エクソシストの実録サスペンスホラー。NY市警のラルフ・サーキは、何者かに取り憑かれたかのような異常な行動をする犯罪者たちに遭遇し、その捜査中に自分にしか見聞きできない何かの存在を感じる。ジョー・メンドーサ神父から助言を受けた彼は、次第に事件の裏に悪霊の存在があることを確信するのだが…。デリクソン監督らしく、悪霊と戦う警察官の心の葛藤に寄り添い、丁寧に向き合っていく姿勢は昨今の派手さを求めるホラーの中では貴重な存在かもしれない。事実、日本でレ-ティング18がついたこの映画は肩透かしを食らうほどショック・シーンに乏しく、それよりも聖書の中で悪魔的とされたライオンや、中世で魔女の鳥といわれたフクロウを暗闇に不気味に登場させたり、ドアーズの「ブレーク・オン・スルー」の歌詞を意味深に引用したりと、あくまで不穏な恐怖を煽ってくる。また、冒頭、イラクに出兵した兵士が現地で悪霊に取りつかれるシーンは原作にはないオリジナルのプロットと思われ、帰還兵が家族にDVを振るう描写をみても、アメリカが抱える深刻な問題が透けてみえるようだ。全編に渡り重苦しい雰囲気を持った本作は、今日我々が考えなければならない重いテーマを問いかけている。

とみだドール賞ノミネートNo.4

劇場版 零~ゼロ~

作品タイトル 劇場版 零~ゼロ~
原題
初公開年月 2014/9/26
製作年 2014
製作国 日本
配給 劇場公開(KADOKAWA)
上映時間 105分
映倫 G
監督 安里麻里
主演 中条あやみ
助演 森川葵
小島藤子
美山加恋
山谷花純
萩原みのり
中村ゆり
浅香航大
中越典子
美保純

とみだコメント

山あいの寄宿制女学園で、クラスメイトの憧れの的であるアヤがある日を境に寮室に引き篭もってしまい、生徒たちの心のバランスが徐々に崩れてゆく。そんな中アヤの幻を見たという生徒が失踪する事件が頻発し、ミチは真相を確かめるべく、本物のアヤと学園にまつわる少女の噂について調べ始める。「女の子だけがかかる呪い」、これは18歳の少女たちが大人になる為の通過儀礼をくぐる物語である。サナギが蝶に羽化する瞬間のような無防備な危うさを、スローモーションや囁き声を使い繊細に紡ぎだしていく。正統派美少女ホラーの風格を得た本作品は、いくつかの大変美しいシーンを生み出した。それらの多くは白昼の出来事で、アヤの幻影がゆっくりと湖の水面を歩いてくる神秘的な場面や、ミレイの絵画「オフィーリア」を連想させる穏やかな午後の川面を少女たちの亡き骸が流れてゆくシーンがそれである。この世代の少女たちを切り取った映画は沢山あるが、彼女たちがベールの外へ一歩踏み出す瞬間をスクリーンにどう現すのかは様々だ。全てが終わった後、アヤに別れを告げるミチがふいに涙を流す。彼女は何を失ったのか。劇中で最も哀しく愛おしいこの一幕が「少女」たちの終わりを告げている。しかし、女は一度生まれたら「女」としての呪縛を一生背負い続けるのではないだろうか。それは大人になれば姿かたちを変えて節目ごとに現れる、永遠に解けない呪いなのである。

とみだドール賞ノミネートNo.5

ボーグマン
BORGMAN

作品タイトル ボーグマン
原題 BORGMAN
初公開年月 2014/10/25
製作年 2013
製作国 オランダ/ベルギー/デンマーク
配給 松竹メディア事業部
上映時間 113分
映倫 R15+
監督 アレックス・ファン・ヴァーメルダム
主演 ヤン・ベイヴート
助演 ハデヴィック・ミニス
イェロン・ペルセヴァル
エヴァ・ファンデ・ウェイデーヴェン

とみだコメント

2013年のシッチェス・カタロニア映画祭でグランプリを受賞し、カンヌ国際映画祭のコンペ部門にも出品されたオランダ発の不条理劇。全てを理解するのは不可能なプロットは、しごく簡単に言えば裕福な家庭をホームレスが乗っ取るというものだが、そこには異星人とでも言うべきボーグマンの怪しい行為が介在していたりして、映画の中では最後までボークマンが何者で何がしたかったのかは明白にはならない。だが、邸宅に住む妻が裕福であることに罪悪感を感じて終始おどおどしている一方、逆に王のように堂々とした態度のボーグマンという、いつの間にか貧富の価値観が逆転ないし混乱している辺りはブラックユーモアが効いていて面白い。ちなみに福祉大国として知られるオランダではホームレスを支援する体制が整っており、自治体が運営するシェルターでは収入がなくても寝る場所と食事を提供していて、ドラッグ中毒のホームレスを更正させる専門施設などもある。これだけ聞くと劇中の奥さんの手厚いもてなしも納得である。
話を映画に戻すと、いくつかの象徴的ともいえる光景があり、なかでも豪邸の庭にブルドーザーを突っ込みとことん破壊してゆく様は痛快である。その後、庭はボーグマンによって再構築されるのだが、出来上がった代物も意味不明で可笑しい。
始まりから終わりまでいかようにも解釈できるゆえ観る人を選ぶ作品だが、ぜひこの奇奇怪怪な物語に挑戦し、想像力を刺激する独特な映像センスを味わってみてほしい。

とみだドール賞ノミネートNo.6

スガラムルディの魔女
LAS BRUJAS DE ZUGARRAMURDI WITCHING AND BITCHING

作品タイトル スガラムルディの魔女
原題 LAS BRUJAS DE ZUGARRAMURDI
WITCHING AND BITCHING
初公開年月 2014/11/22
製作年 2013
製作国 スペイン
配給 劇場公開(松竹メディア事業部)
上映時間 114分
映倫 R15+
監督 アレックス・デ・ラ・イグレシア
主演 ウーゴ・シルバ
助演 マリオ・カサス
カルメン・マウラ
テレール・パベス
カロリーナ・バング
ハイメ・オルドニェス
ガブリエル・デルガド
マカレナ・ゴメス
ペポン・ニエト
ハビエル・ボテット
セクン・デ・ラ・ロサ
カルロス・アレセス
サンティアゴ・セグーラ

とみだコメント

平生少しくらいの頭痛はホラーを観ていると治ってしまうのだが、本作に限っては逆。あまりのハイテンションとジェットコースターな展開ぶりに観終わったとき頭が痛くなっていたのだった…。冒頭宝飾店を強盗する場面では、犯人たちが縁日の変装でキリストやグリーン・アーミー・メン、スポンジボブの格好をしていて既におかしな空気なのだが、その後もずっとこの異様なテンションのまま突き進む(さすがに変装は取るけれど)。警察から逃亡中道に迷ってしまい、スガラムルディという人喰い魔女の村に来てしまった彼らは、必死の逃亡を試みるが…。男よりずっと強い女たちが愛とユーモアとバイオレンスをスクリーンでかき混ぜる。ラストには「偉大なる母」の巨大クリーチャーまで登場するのだが、このクリーチャーの造形が凄い。これはなかなかお目にかかったことのない女性のモンスターである。常に社会に対する批評精神を内在させた作品をつくってきた監督であるが、今作のテーマはずばり女性賛歌。甲斐性なしの男たちに強烈な毒を浴びせるが、最終的には平和な解決をするのでご安心を、たぶん。

とみだドール賞ノミネートNo.7

ザ・ゲスト
THE GUEST

作品タイトル ザ・ゲスト
原題 THE GUEST
初公開年月 2014/11/8
製作年 2014
製作国 アメリカ
配給 劇場公開(ショウゲート)
上映時間 100分
映倫 R15+
監督 アダム・ウィンガード
主演 ダン・スティーヴンス
助演 マイカ・モンロー
リーランド・オーサー
シーラ・ケリー
ブレンダン・マイヤー
チェイス・ウィリアムソン
ランス・レディック
ジョエル・デヴィッド・ムーア

とみだコメント

『サプライズ』の監督アダム・ウィンガードと脚本のサイモン・パレットが再び組んだアンノウン・スリラー劇。戦死した息子の戦友を語る、礼儀正しい青年の裏に隠された正体が次第に明らかになっていくストーリーを構築している。80年代のアクションやホラーをテーマに創造した作品で、スティーヴ・ムーアによるレトロなエレクトロニックの音楽も当時の雰囲気を再現し盛り上げる。しかし、ここでも『NY心霊捜査官』と同じイラクからの帰還兵が描かれ、コントロールを失った暴力の連鎖が起こる点については特筆せねばならない。このどこか懐かしい雰囲気をもった作品は、現代的テーマが介入しているからこそ不気味なリアリティを感じさせ、2010年代以降の作品として後々回想されることになるだろう。50年後に今のホラーを振り返ったら間違いなく名前の挙がるアダム・ウィンガードの現時点での最高傑作である。

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